◇アジア大会で韓国がロケットスタート 金メダル5個獲得

 5年ぶりの開催となった中国・杭州アジア大会の競技が本格的に始まった24日、韓国選手団は金メダル5個を獲得し、メダルラッシュの追い風に乗った。テコンドーの男子型と女子型の決勝ではカン・ワンジン、チャ・イェウンがそれぞれ優勝。近代五種男子では東京五輪で銅メダルを獲得し、同競技で韓国人初の五輪メダリストとなった全雄太(チョン・ウンテ)が個人戦と団体戦で金メダルを手にし、今大会韓国選手団初の2冠に輝いた。フェンシング女子エペ個人決勝は韓国勢同士の対戦になり、崔仁貞(チェ・インジョン)がソン・セラを下して金メダルを追加した。

◇あす最大野党代表の逮捕状審査 検察との激しい攻防予想

 革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する逮捕状発付の是非を判断する令状審査が、26日にソウル中央地裁で開かれる。検察は捜査全体の成否が、李氏は政治生命がかかっており、令状審査では激しい攻防が繰り広げられる見通しだ。法曹界によると、検察は約1600ページに上る意見書を作って李氏の容疑を具体的に説明し、証拠隠滅の恐れがあるとして逮捕の必要性を強調する方針だ。李氏側も弁護団を結成し、検察が提示する疑惑はでたらめだと反論して在宅での捜査の原則を強調するとみられる。全面的な国政刷新や内閣総辞職を求めて先月31日から行っていたハンガーストライキを中止した李氏も審査に出席し、逮捕の不当性を訴える見通しだ。

◇尹大統領 きょう閣議で訪米成果説明

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は25日、ソウル・竜山の大統領室で閣議を主宰し、米ニューヨーク訪問の成果を国民に説明する。冒頭発言はテレビで生中継される。尹大統領は国連総会が開催されたニューヨークで41カ国の首脳と2国間会談を行ったのをはじめ、計47カ国と関係発展策を協議し、2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致への支持を訴えた。

◇韓中日 25〜26日に3カ国首脳会談巡り協議

 韓国と中国、日本の外交当局は25日から2日間、長期間中断している3カ国首脳会談の再開などを巡る協議をソウルで行う。2019年を最後に開かれていない3カ国首脳会談の年内再開に向けた本格的な議論を行う。韓国は議長国として3カ国協力の「青写真」を日本、中国側に説明し、意見を取りまとめる方針だ。3カ国対話は高級事務レベル協議と外相会談、首脳会談の段階を踏むため、次の段階である外相会談の調整も行われる見通しだ。

◇国の財政赤字 GDP比3%上回る見通し 

 企画財政部の財政運用計画や税収見通しなどを基にした推計によると、政府の実質的な財政状態を示す今年末の管理財政収支は80兆ウォン(約8兆8800億円)の赤字を記録し、国内総生産(GDP)比で3%を超えると予想されることが分かった。政府は当初、今年の国税収入を400兆5000億ウォンと予想し、年末の管理財政収支の赤字規模は58億2000億ウォンと見込んだ。しかし、税収再推計では今年の国税収入を予想より59兆1000億ウォン少ない341兆4000億ウォンに下方修正した。収入が減った分、財政赤字の深刻化は避けられない見通しだ。